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札幌 雪まつりじゃなくて乗りつぶし(3,4日目)
(2013年2月10日,11日)(4)
〜寝台特急「北斗星」(1)〜

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 札沼線新十津川駅 から、札幌駅 に戻ってきました。

 新十津川 9:41 → 札沼線 → 北海道医療大学 10:58
 北海道医療大学 11:29 → 札沼線 → 札幌 12:15

 もうあとは、寝台特急「北斗星」 に乗って帰るだけです。「北斗星」 の時間になるまで、札幌駅 のホームで、「オホーツク」「サロベツ」「トワイライトエクスプレス」 などの列車を観察したり、コンコースに設置された ストーブ で温まったりして過ごしました。
 そして 17:03札幌駅 4番線「北斗星」 が入線してきました。
 私が 「北斗星」 に乗車するのは、以前、函館本線 のいわゆる 山線経由 で運行された 「北斗星ニセコスキー」 を含め、今回で 5回目 です。ええ、まだたったの5回なのですよ。また、前回までの4回はいずれも下りでしたので、上りの 「北斗星」 に乗車するのはこれが初めてです。世の中にはすごい人がいて、「北斗星」 だけで 300回以上 も乗ったことがある人もいるそうです。その人を 横綱 とするならば、私なんて子供たちの わんぱく相撲 ぐらいでしょうか。いや、それじゃあ わんぱく相撲 に失礼か・・。


寝台特急「北斗星」 上野行き 札幌駅 17:12発

 「北斗星」 では、6号車ロビーシャワー室 が設置されています。それを利用するためには、7号車食堂車(グランシャリオ) で利用時間を指定して シャワーカード(310円) を購入する必要があります。ですが、これが結構な人気で、早めに買っておかないと売り切れてしまうこともあるようです。というわけで、この↑↑写真を撮った後、一目散に 7号車 へ向かいました。すると、もうすでに10人以上並んでいるではないですか。しかも、その列に並んでいる間に発車時刻を迎えてしまい、「札幌ともお別れだなあ」 なんて感慨にふけることもないまま、いつの間にか 札幌駅 をあとにしてしまいました。しかし、シャワーカード は無事に購入できましたので、よしとしましょう。



シャワーカード

シャワーカード は、なぜか 「カシオペア」 のものでした。

17:21

 外はかなり暗くなりました。
 日が長い季節ならまだ明るい時間なのですが、仕方ありません。
 私のカメラでは、もう車窓の風景を撮影するのは難しいです。


6号車 ロビー

 私が シャワー を使えるのは、17:30〜18:00 です。
 その時間になりましたので、さっそく使わせていただきましょう。


6号車 シャワー室の入口

 シャワー室 は、AB の2つあります。つまり、同じ時間帯に シャワー を使えるのは2人までということになります。


6号車 シャワー室

 この写真ではちょっとわからないかもしれませんが、シャワー室 は決して広くはありません。また、お湯は 6分間 しか出ません。よって、頭や体を洗っているときはお湯を止め、シャンプーや石鹸を流す時だけお湯を出すという感じで使うのがよいと思います。とは言え、そもそも列車のなかで シャワー を使えるだけでもありがたいことです。おかげで、私も温まることができました。
 シャワー を利用している間に 南千歳駅 を通り過ぎました。定刻なら 南千歳駅 17:45着 17:46発 ですが、定刻かどうかはわかりません。


5号車 B寝台個室(ソロ) (1階)

 私は、5号車B寝台個室(ソロ) に乗車しています。
 1階の部屋と2階の部屋がありますが、私は1階の方です。


5号車 B寝台個室(ソロ) (2階)

5号車 通路

 苫小牧駅 18:08着 18:09発 (ともに3分遅れ)

 個室ならではのことですが、部屋で明かりを消すと夜空に輝く星がよく見えます。今夜は天気に恵まれたようで、部屋の中から オリオン座 が見えました。

 登別駅 18:40発 (5分遅れ)

 少しではありますが、なぜか遅れが発生しています。


東室蘭駅 18:55着 18:57発 (ともに6分遅れ)

伊達紋別駅 19:21発 (11分遅れ)

 この駅で行き違う 「北斗17号」 が遅れていたため、我が 「北斗星」 は4分ほど停車し、11分遅れ での発車になりました。
 伊達紋別駅 を発車したあと、車内をちょっとまわってきました。あとで 函館駅 の停車中に確認したものも含め、本日の編成は先頭から以下の通りです。

 DD51 1142
 DD51 1083
 1号車 B寝台 オハネフ25 4
 2号車 B寝台 オハネフ25 501
 3号車 B寝台個室(デュエット) オハネ25 561
 4号車 B寝台個室(デュエット) オハネ25 563
 5号車 B寝台個室(ソロ) オハネ25 552
 6号車 B寝台個室(ソロ)・ロビー スハネ25 501
 7号車 食堂車(グランシャリオ) スシ244 504
 8号車 A寝台個室(ツインデラックス) オロネ25 505
 9号車 A寝台個室(ロイヤル)・B寝台個室(ソロ) オロハネ25 503
 10号車 A寝台個室(ロイヤル)・B寝台個室(デュエット) オロハネ24 552
 11号車 B寝台 オハネフ25 14
 電源車 カニ24 505

 DD51 1083 は、行きの 「はまなす」 を牽引してくれた機関車です。また、9号車オロハネ25 503 は、3年前に下りの 「北斗星」 に乗車したときの車両でした。こうやってまた再会すると、懐かしく感じます。

 洞爺駅 19:34発 (10分遅れ)

 洞爺駅発車後、6号車ロビー で、北斗星グッズ の販売が始まりました。私もちょっとのぞいてみましたが、結構人だかりができています。鉄道ファン のみならず、乗車した記念に買い求める方もいらっしゃるのでしょう。


長万部駅 20:06発 (11分遅れ)

 八雲駅 20:31発 (11分遅れ)

 森駅 20:57発 (11分遅れ)

 21:14食堂車(グランシャリオ) より パブタイム の案内放送がありました。食堂車 は、21:00 までは予約した人のみが利用できるのですが、そのあとは予約なしで利用できる パブタイム になります。22:30 がラストオーダーで、23:00 に営業終了とのことです。食堂車 については、今行ってもどうせ混んでいて写真なんて撮れませんので、もし夜中にでも起きれたら写真の1枚でも撮ってきたいと思います。

 21:29渡島大野駅 を通過しました。
 渡島大野駅 と言っても、ピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。それもそのはずで、今は 普通列車 しか停車しないローカルな駅でしかありません。それが、2015年度に 北海道新幹線 新青森−新函館(仮称) 間 が開業すると、なんとこの 渡島大野駅新函館(仮称)駅 となり、つまり、新幹線 の終着駅として大出世することになっているのです。どのくらい建設が進んでいるのか気になっていましたので、暗闇のなか、目を凝らして確認しました。駅そのものの構造物はまだよくわかりませんでしたが、高架の軌道は建設中であることがよくわかりました。
 もしかして、次に 北海道 にくるときは 新幹線 で、ということになるのでしょうか?そのとき、「北斗星」「はまなす」 はどうなっているのでしょうか?新幹線北海道 へやってくることができる時代になっても、やっぱり 夜行列車 にもがんばってほしいものです。


函館駅 21:44着(8分遅れ) 21:48発

 函館駅 では進行方向が変わり、機関車も DD51 の重連から ED79 4 に変わりました。到着は 8分遅れ でしたが、停車時間を削り 定刻 での発車になりました。

 22:25、本日最後の放送がありました。

 22:30木古内駅 を通過

 22:32北海道新幹線(建設中) の軌道と合流しました。青函トンネル を通過する区間では、新幹線在来線 も同じ軌道を使用することになるわけです。

 そして、22:40、その 青函トンネル に突入しました。名残り惜しいですが、北海道 ともお別れです。



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