15:22、西鉄福岡（天神）駅 まで戻ってきました。

　次は、 福岡市営地下鉄七隈線 に乗車します。
　七隈線 に乗車するには、同じ 天神 でも、天神南 という駅へ行かなくてはなりません。
　はじめての乗り換えでしたが、それほど迷うこともなく、天神南駅 まで行くことができました。
　なお、将来的には、天神南駅 から、博多駅 方面への延伸するという話もあるそうです。
　延伸したら、また乗りにこなくてはなりませんが、それはまたそのとき考えることにします。

　ずいぶんコンパクトな車両なので、ちょっと驚きました。
　あとで、Wikipedia を参照したところ、「鉄輪式リニアモーターミニ地下鉄」 と書いてありました。
　東京 の 地下鉄 でいうと、大江戸線 と同類らしいです。

　車内 運転室付近

　乗車してまた驚いたのですが、運転室 と 客室 が完全に仕切られていないのです。
　ずいぶん、開放的なんですね！
　ここだけ見ると、路面電車 のような感じがしました。

　これで、

　福岡市営地下鉄 七隈線

　を乗りつぶすと同時に、

　福岡市営地下鉄 全線 の 完乗 を達成しました。

　これで、今日乗りつぶす予定だった路線は、すべて乗りました。
　あとは、昨日から泊まっている 博多駅 近くのホテルに戻り、明日に備えるだけです。

　ですが・・、

　橋本駅 で、天神南駅 へ戻る電車の出発を待っているときでした。
　他の乗客の、「東日本でおおきな地震があった・・」 というような会話が聞こえてきました。
　さすがに気になったので、携帯電話 で、ニュースサイト を確認してみました。
　すると、

　宮城県 震度７

　という文字が飛び込んできました。
　その ７ という数字に、尋常ではないことが起こった、ということがすぐに理解できました。
　自宅がある 神奈川県 も、実家の 埼玉県 も、かなり揺れたようです。
　すぐに、自宅に電話しました。
　しかし繋がりません。
　妻の携帯も、実家の電話も、母の携帯も、どれも繋がりませんでした。
　「大丈夫だろう・・」 とは思っていても、さすがに焦りました。
　何度電話しても繋がらないので、仕方なく、妻と母の携帯にメールを送りました。
　電話は繋がらなくても、メールは届くかもしれない、と思ったのです。

　天神南駅 到着後、とにかく 博多駅 へ戻らなくてはならないので、空港線 の 天神駅 へ向かいました。
　その歩いている間も、ずっと電話をかけ続けました。
　すると、妻からメールの返事が返ってきました。
　また、母とは直接電話が繋がりました。
　幸いなことに、家族の無事を確認することができました。
　さすがにホッとしました。
　縁起でもないですが、もし、家族の身になにかあったら、すぐに帰ることを考えたと思います。

　（ただし、冷静に考えてみると、その時点で、横浜まで帰る交通手段は無かったと思います。東海道新幹線は運転見合わせ、羽田空港は閉鎖になっていたからです。）

　博多駅 まで戻ると、駅前で、新聞社が 号外 を配っていました。

　そこには、

　宮城 震度７

　という大きな見出しと、津波にのみこまれる街の様子が、大きな写真で掲載されていました。

　ホテルに戻ると、テレビのニュースに釘付けになりました。
　その晩は、テレビをつけたまま寝ることにしました。
　寝ている間にも、緊急のニュースが飛び込んでくるかもしれないと思ったからです。
　結局、ちょっとうとうとした程度で、翌朝を迎えることになりました。


　３日目へ続きます・・。