生駒線 を乗りつぶし、王寺駅 にやってきました。
　近畿日本鉄道 の 乗りつぶし も、いよいよ大詰めです。近鉄 の 全25路線 のうち、乗ったことがないのは 田原本線 だけになりました。
　もちろん、次はその 田原本線 に乗ります。そのためには、新王寺駅 へ移動しなければなりません。地図をご参照いただければよくわかりますが、王寺駅 はちょっと面白いところで、まず ＪＲ西日本 の 王寺駅 が東西方向にどどーんとあります。そして、その 北口 の 西側 に、生駒線 の 王寺駅 があります。それに対し、田原本線 の 新王寺駅 は、同じ 北口 でも 東側 にあります。というわけで、同じ 近鉄 の路線でありながら、両者を乗り換えようとすると100m以上歩かなければならないのです。両者が開業したのは90年以上昔のことですが、当時は、田原本線 は 大和鉄道、生駒線 は 信貴生駒電気鉄道 というように別々の会社だったために、こういうことになってしまったのでしょう。少しぐらい歩くのは仕方ありませんが、今朝からずっと雨が降っています。傘をさして、生駒線 の 王寺駅 から、田原本線 の 新王寺駅 へ移動しました。
　ちなみに、田原本（たわらもと） で一つの地名です。つまり、「たわらもと・せん」 であって、「たわら・ほんせん」 ではありません。

　関西本線 の上を越えた後、少しの間、和歌山線 の線路と並走する感じになり、ちょうどその列車とすれ違いました。時刻通りなら、高田発 の ＪＲ難波行き ではないかと思います。

　高田川 を渡っています。
　この川は、大和川 の支流の 曽我川 の、そのまた支流です。
　大和川 も、この辺りまでくるとずいぶん細くなってしまうんですね。

　田原本線 で行き違いができるのは、先ほどの 大輪田駅 と、この 箸尾駅 だけです。

　「但馬」 と言われると、私の地理的な感覚では、兵庫県北部（豊岡市のあたり） の 旧国名 を思い浮かべてしまいます。実際、昔、急行「但馬」 という列車もありました。なので、こんなところにと言っては失礼かもしれませんが、いきなり 「但馬」 なんて駅が出てきたので、ちょっと驚いてしまいました。

　飛鳥川 を渡っています。
　これも 大和川 の支流です。このあたりの川は、もとをただせばみんな 大和川 に繋がるのでしょうか。

　左側から、橿原線 へ繋がる 連絡線 が合流してきました。
　田原本線 は、新王寺駅 でも 生駒線 と離れていましたし、終点の 西田原本駅 も 橿原線 の 田原本駅 と少し離れています。よって、この 連絡線 が他の路線と繋がる唯一の線路ということになり、車両の行き来もこの 連絡線 を使って行うそうです。

　終点の 西田原本駅 に到着しました。
　やりました！ これで、近畿日本鉄道 田原本線 を乗りつぶし、同時に 近畿日本鉄道 の 完乗 を達成しました！ さすがに 近鉄 は大物で、それだけ乗りがいもありました。

　繰り返しになりますが、この 西田原本駅 は 橿原線 の 田原本駅 とちょっと離れています。地図上で測ってみたところ、70mぐらいでしょうか。乗り換える人のことを考えれば、もっと近づけて一緒にした方がよいのでしょうが、用地の買収も必要になりますし、今さら・・、という感じでしょうか。まあ、東京駅 で 京葉線 に乗り換えるのに比べれば、全然近いですが。

　さて、近鉄 は乗りつぶしましたが、今日のうちに乗っておきたい路線がまだあります。というわけで、まだ続きます。