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大阪 食いだおれじゃなくて乗りつぶし (2013年8月14日)(6)
〜大阪市営地下鉄 堺筋線〜

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 谷町線八尾南駅 から、天神橋筋六丁目駅 まで引き返しました。

 八尾南 9:08 → 谷町線 大日行き → 天神橋筋六丁目 9:44

 次は、堺筋線 に乗車します。堺筋線 は、天神橋筋六丁目−天下茶屋 間 (営業キロ 8.1km) の路線です。


堺筋線 天神橋筋六丁目駅 駅名標

 堺筋線 はこの 天神橋筋六丁目駅 からですが、駅名標 には、隣の駅が右も左も記載されています。これは 阪急電鉄 千里線相互乗り入れ をしているためで、左側の 柴島駅 はその 阪急千里線 の駅なのです。以前、阪急電鉄 を乗りつぶしたときに 千里線 でこの駅を訪れたことがありますが、その時は 阪急 に乗ることが目的だったので、すぐさま 千里線 で折り返してしまったのでした。今日はその逆に 千里線 には乗らず、堺筋線 にだけ乗車します。


大阪市営地下鉄 堺筋線 天下茶屋行き 天神橋筋六丁目駅 9:52発

 この車両は、66系8両 です。堺筋線 には、乗り入れ先の 阪急 の車両も走っていますが、今回は 大阪市営地下鉄 の車両がやってきました。
 なお、堺筋線ラインカラー は、茶色 ということになっています。私の勝手なイメージかもしれませんが、イメージカラーみたいなのを決めるとき、茶色 という色はあまり積極的に使いたい色ではないかもしれません。昔の ゴレンジャー の時代から 茶レンジャー なんていませんでしたし、最近人気の ももいろクローバーZ にも、茶色担当の子なんていないですよね。なぜか 堺筋線茶色 なわけですが、これは乗り入れ先の 阪急 の車両の色に合わせたからなのだそうです。


扇町駅 9:53発

 私の中では、扇町駅 と言えば JR東日本 鶴見線 なのですが、こんなところにもあったんですね。


南森町駅 9:55発

 この 南森町駅 は、先ほど乗車した 谷町線 でも通りました。もし路線図をご覧いただくことができれば分かりやすいのですが、天神橋筋六丁目駅南森駅 の間 は、堺筋線 でも 谷町線 でもどちらでも行き来することができます。ただし、両駅の間は、堺筋線1.3km なのに対し、谷町線 はかなり遠回りするので 3.0km あります。


北浜駅 9:57発

 北浜駅 と言うと、私の中では JR北海道 釧網本線北浜駅 を思い浮かべてしまいます。冬にはホームから 流氷 が見える駅として有名ですので、ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。その 釧網本線 の方の 北浜駅 には、私ももう10年以上の昔のことですが、一度、途中下車をしてみたことがあります。その時は、流氷 も見えましたし、駅舎の中で営業している 「停車場」 という喫茶店で食事もしました。個人的なことですみませんが、私にとっては今でもよい思い出です。また訪れてみたいものだと常々思っていましたが、どういうわけか全く別の 北浜駅 にやってきてしまいました。


堺筋本町駅 9:58発

 この 堺筋本町駅 では、同じ 大阪市営地下鉄中央線 に乗り換えることができます。中央線 にも、あとで乗車する予定です。


長堀橋駅 10:00発

 この 長堀橋駅 では、やはり同じ 大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線 に乗り換えが可能です。その 長堀鶴見緑地線 にも、あとで乗車します。


日本橋駅 10:02発

 私の中では、「日本橋」 と言われたら、江戸 のつまり 東海道 の起点の 「日本橋」 なんですが・・。もし、大阪 の人と地名や駅名の話をすることがあったら、意味が通じないことがたくさんあるような気がします。でも、読み方は違って、こちらの 「日本橋」「にっぽんばし」 なんですね。
 ちなみに、この 日本橋駅 では、千日前線 に乗り換えができます。大阪市営地下鉄 ぐらいになると、路線の数も多いですし、南北に貫く路線と東西に走る路線があちこちで交差するので、いろんな駅でいろいろなパターンの乗り換えができるわけです。


恵美須町駅 10:03発

 個人的には、この 恵美須町駅 と次の 動物園前駅 との間は、以前にも一度乗ったことがあります。そのときは、この 恵美須町駅 で降りて、阪堺電気軌道 阪堺線 に乗り換えたのでした。


動物園前駅 10:05発

 この 動物園前駅 では、御堂筋線 に乗り換えができます。
 梅田 からこの 動物園前駅 に来たい場合、

 a) 梅田駅 → (御堂筋線) → 動物園前駅
 b) 東梅田駅 → (谷町線) → 南森町駅 → (堺筋線) → 動物園前駅

 という2つの経路が考えられます。
 大阪市営地下鉄 では、このa)b)どちらの経路を利用しても運賃が同じになるよう、路線の長さに細工をしています。上の方で、堺筋線 の長さを 営業キロ 8.1km というように記載しましたが、この 営業キロ というのは、実際の距離 ではなくその細工をした長さなのです。堺筋線南森町−動物園前 間実際の距離5.7km ですが、運賃を計算する際に使用する 営業キロ では 5.3km ということにして、上記a)b)のどちらの経路を利用しても、距離が同じになるようにしています。堺筋線実際の距離8.5km なのですが、南森−動物園前 間 で実際よりも 0.4km 短いことにしているので、営業キロ では 8.1km ということになるのです。
 先ほど乗車した 谷町線 のところ((5) を参照)では触れませんでしたが、実は 谷町線 でも同じようなことをしています。御堂筋線梅田−天王寺 間 と、谷町線東梅田−天王寺 間 で距離が同じになるよう、谷町線 の距離に細工をしており、そのため、谷町線実際の距離28.1km であるにも関わらず、営業キロ では 28.3km ということになっています。
 いちいち路線の長さをいじらなくても、例えば、JR東京近郊区間 のように、どういうルートを経由しても最短経路(一番安い経路)で計算するとしていればよいことのような気もするのですが、ここではなぜかこういうやり方をしています。長年それでやってきているわけですから、それでよいのでしょう。

 ですが、路線の長さをいじられてしまうと、私のような人には問題が発生してしまいます。(長くなってしまいますが、もう少々お付き合い下さい)
 私は、日本中の鉄道路線を一覧にして、全部で何キロあって、そのうち何キロ乗って、乗っていないのがあと何キロあって、というようなことを記録しているのですが、その際、実際の距離 で計算するべきか、営業キロ を用いるべきか、という問題が発生してしまうのです。
 本当は、実際の距離 で計算するべきかもしれません。ですが私はあえて、営業キロ で計算しています。営業キロ というのは、大阪市営地下鉄 だけの問題ではなく、例えば、新幹線 でも同じような問題があります。例えば、東海道新幹線東京−新大阪 間 は、営業キロ552.6km ということになっていますが、これは 在来線 の、つまり 東海道本線 の距離に合わせているだけで 実際の距離 ではありません。東海道新幹線東京−新大阪 間実際の距離 は、もっと短くて 515.4km しかありません。私たちは、日ごろ、東海道新幹線東京駅新大阪駅 の間を行ったり来たりする際、実際には 515.4km しか乗っていないのに、556.2km 分の運賃を払っているのです。
 それで、各路線の長さを 実際の距離 で計算するか、それとも 営業キロ で計算するかという問題ですが、これはもう決めるしかありません。私は 時刻表 に記載されている距離であることを尊重し、大阪市営地下鉄新幹線営業キロ で計算してやっています。
 ですが、もし私と同じようなことをやっている人で、各路線の長さを 営業キロ ではなく、実際の距離 で計算している人がいたとしても、それは間違いではありません。そもそも、乗りつぶし なんていうものは、個人のお遊びでしかなく、ルールは自分で決めて自分のやり方で楽しめればよいものなのです。
 すみません、長々と語ってしまいましたが、この 営業キロ の問題は、大阪市営地下鉄 に乗車する以上、どこかで触れなければならないと思っていました。

 次は、終点の 天下茶屋駅 です。先ほど乗車した 谷町線 に比べ、ずいぶんあっけないような気がしますが、堺筋線大阪市営地下鉄 の8つの地下鉄の中で一番短い路線なので仕方がありません。


天下茶屋駅 10:09着

 終点の 天下茶屋駅 に到着しました。天神橋筋六丁目駅 から、わずか 17分 の旅でした。これで、大阪市営地下鉄 堺筋線 を乗りつぶしました。


天下茶屋駅 阪急の車両を使用した列車

 隣のホームに、阪急 の車両が停車していました。相互乗り入れ をしているので当たり前のことなのですが、なんだか新鮮な感じがします。


天下茶屋駅

 この 天下茶屋駅 では、南海電鉄 南海本線 に乗り換えができます。地下では 阪急、地上では 南海 なわけで、なんだか不思議な感じです。南海電鉄 には今日は乗りませんが、明日(8月15日)、明後日(8月16日)の2日間で乗りつぶそうと思っています。



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